Excel-VBAのプログラミングで利用するマクロのデバッグ機能。しかしこのデバッグ機能の使い方や編集の使い方が記載される参考書というのが、少ないのが実情です。
そこで、マクロの編集機能の使い方やデバッグ機能の使い方について詳しく見ていきましょう。
デバッグ機能と編集機能の設定の仕方
デバッグ機能と編集機能の設定をどこで行うのか、どこから表示するのか。その方法について詳しく解説していきましょう。
各機能の設定の仕方
まずは、デバック機能及び編集機能の表示の仕方について解説していきましょう。
設定方法:「マクロ」→「表示」→「ツールバー」
こちらから各種マクロの編集機能を表示することが可能です。
まず初期段階ではれば、この「デバッグ」と「編集」の機能があれば、デバッグの機能としては十分です。
デバッグ機能の設定方法
デバッグ機能の設定は、まずマクロの画面に出しましょう。
■デバッグ機能一覧
「マクロ」→「表示」→「ツールバー」→「デバッグ」
で表示することが可能です。
デバッグ機能は、実際にデバッグを行うために利用します。処理を実行したり、停止をさせたり、また手動で処理と移動させることが可能です。
デバッグを行う際には、必ず利用しますので、まずはこの画面を出しておきましょう。
編集機能の設定方法
続いて、編集機能の設定はまずマクロの画面に出しましょう。
■編集機能一覧
「マクロ」→「表示」→「ツールバー」→「編集」
編集機能は、コメント文やインデント等、自分で作成したプログラミングを見やすくすることを主として利用されます。
デバッグ機能の使い方
それでは、デバッグ機能について解説していきましょう。デバッグの主な機能は下記4つになります。
<デバッグの主な4つの機能について>
- 再生・停止ボタン
- プロパティウィンドウ
- プロジェクトエクスプローラー
- イミディエイトウィンドウ
この4つの機能をしっかり覚えておけば、デバッグの基本的な機能はOKです。
まずは、マクロの各デバッグの画面の名称から把握しておきましょう。
■各デバッグ画面の名称
再生・停止ボタン
まずは、この「再生」ボタンを利用して、実際にプログラムを動かしていきます。
また途中で処理を停止させたい時には、「停止」ボタンを押下しましょう。
プロジェクトエクスプローラ
プロジェクトエクスプローラは、「シート」や「Module(モジュール)」「ユーザーフォーム」を表示させる画面です。
この画面でどこの部分にプログラミングを記述するのかを決定していきます。
自分がプログラムを動作させたいシートがあれば、そこにプログラムを記述するということです。
プロパティウィンドウ
続いて、プロパティウィンドウ画面についてです。プロパティウィンドウの画面は、各シートやModuleにプログラム上で使用する名称を付けたりするのに使用します。
イミディエイトウィンドウ
そして、「イミディエイトウィンドウ」は、変数の値にどんなデータが入っているのかを調べるための画面になっています。
イミディエイトウィンドウの画面上で、「?変数名」を入力することで、現在格納されている値を見ることが可能です。
編集機能の使い方
それでは、続いて編集機能の使い方について解説していきましょう。
まず知っておくべき編集機能は主に3つです。
<マクロの主な3つの編集機能について>
- ブレークポイント
- インデント
- コメント文
「ブレークポイント」ってなあに?
ブレークポイントは、プログラムを止めたい所にカーソルを置いて、上記の「お手手マーク」を選択すると、その位置が茶色くなります。
これで、プログラム実行中に、茶色い部分で、処理を止めることが可能です。
「インデント」ってなに?
インデエントは、自分で作成したプログラミングを見やすくするために利用します。
TABのような動きのイメージを持ちましょう。
コメント文の設定について
またコメント文は、自分が作成したプログラミングの内容を日本語で分かりやすく追記をしたり、一度作成したプログラムを、残しておくため等に利用します。
まとめ
このように、デバッグの方法は、参考書にも載っていることがすくないので、勉強するのが意外と大変です。
デバッグの方法を当サイトでは、詳しく解説しておりますので、ぜひ必要な方はご覧ください。