Excel-VBAを利用している際に、仕組を正常に動作させるためのプログラム確認作業の一つにデバッグがあります。
このデバッグ操作は、ファンクションボタンを活用しながら、確認作業を行っていくのですが、
しかし、このデバッグの仕方は参考書などにあまり記載されていることが少ないため、デバッグ操作がわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで、デバッグのやり方ファンクションボタンの使い方について詳しく解説していきましょう。
デバッグとは
デバッグとは・・・
作成したプログラムの解析作業のことを言い、エラーが起こらないかどうかをチェックする手法を「デバッグ」と言います。
この作業を行わないと、
- プログラムがうまく動作しなかったり
- エラーの数値を確認できなかったり
様々な問題が生じます。そのため、デバッグという作業はプログラマーにおいても非常に重要な確認作業と言えるでしょう。
またときには、OSやOfficeのバージョンによっても処理が動作しないこともありますので、しっかりデバッグができるようになることが大切です。
デバッグ作業はプログラム1行1行の確認作業
デバッグの確認作業というのは、自分で作成したプログラムを1行1行止めて、確認していく作業のことを言います。
どこでどんなエラーが起こっているのかを確認するために行っていきます。
デバッグ時にはファンクション(Fn)ボタンを必ず使用しよう!
このデバッグには、のちに解説するブレークポイントやファンクションボタンを活用しながら、解析をしていくのが一般的です。
特にファンクションボタンの使い方は、参考書に載っていないことが多いので、この記事でぜひマスターして頂ければと思います。
ファンクションボタン(Fn)はどこにある?
まずファンクションボタンは、どこにあるのか、初心者の方も含めて解説していきましょう。
キーボードの上部に位置する、「F1,F2,F3,F4・・・・・」と記載されているボタンです。
こちらのボタンを活用して、デバッグを行っていきましょう。
ファンクションボタンの使い方
また一度止めてしまったプログラミングをさらに先に進めるためには、ファンクションキーを用いて、処理を先に進めていきます。
<ファンクションキーの使い方>
- F8:1行ずつ進む
- F5:いっぺんに先に進める
- Shift + F8:Call文上で使用します。Call文にジャンプしません。同サブルーチン内を読みます。
(※F5の場合、Call文の中身に移動します。)
1.「F8」で1行ずつ進む
まず最初によく使用するのが「F8」ですので、これは確実に覚えておきましょう。
そして1行ずつきちんと値が入っているかどうか確認しながら、進めていきます。
2.「F5」でいっぺんに先に進めることができます。
F5を利用する時は、プログラミングの処理が長い場合に使用します。
F5は、エラーが起こっている箇所がプログラムの下の方にある場合、処理をいっぺんにそのエラーのある箇所に飛ばしたい場合に使用します。
特に、飛ばす箇所の手前までブレークポイントを置きます。そして、ブレークポイントのところまでF5でいっぺんに流します。
3.「Shift+F8」:Call文
通常は、プログラムのデバッグは1行ずつF8で確認していきます。しかし、Call文がある場合には、そのサブルーチンにジャンプしていきます。
そのため、Call文の中身をいっぺんに流したい場合に、Shift + F8を利用して、先に進めることができます。
まとめ
このように、ファンクションボタンの使い方は、あまり参考書には記載されていないことが多いです。
プログラムのデバッグ作業は非常に重要で、エラーが起こった場合の確認作業として、非常に重要な対処になりますので、そのデバッグ処理を当サイトで詳しく記載しておりますので、このタイミングでしっかり覚えておきましょう。
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