Execel-VBAにあるプログラムを確認するときに必要な「デバッグ機能」。
- でもデバッグって何?
- どんな風に使うの?
そんな悩みにお答えして、デバッグの意味について詳しく解説していきましょう。
デバッグとは
デバッグとは・・・
このデバッグという機能は、プログラムを作成する開発環境に搭載されており、「プログラムが正常に動作しているかを確認するための機能です。」
デバッグは一言で言うと、『エラー解析』を意味します。
プログラムで記述した間違いを修正することを言い、このデバッグ作業には、色々な機能が設けられています。この機能を上手に利用しながら、エラー解析を行なっていきます。
デバッグ機能の利用目的について
デバッグは、自分が作成したプログラムを途中で止めたり、1行ずつ動かすことができ、そのプログラムの動作確認をするために使用します。
不要になったプログラムを「コメント文」にすることで、作成したコーディングを残しておいたり、わかりやすくしておくこともできます。
また自分の作成した変数にどのような値が入っているかなどは、「イミディエイトウィンドウ」などで調べることができます。
このように、自分が作成したプログラミングがきちんと計算されているか、動作するかを確認するために使用します。
デバッグ・編集画面の表示の仕方
それでは、VBAの画面では、どこから表示すればよいのか、その設定位置を確認しておきましょう。覚えておくべきものは、「デバッグ」と「編集」という画面の出し方をまず覚えておきましょう。
画面の表示の仕方
画面の表示の仕方:「開発タブ」➡「Visual Basic」
VBA編集画面項目名称
プロジェクトエクスプローラー:シートやModule(モジュール)単位ごとで、プログラムが記述できます。
プロパティウィンドウ:ボタンやシートの名称やフォントサイズ等を設定するのに使用します。
イミディエイトウィンドウ:変数にどんな値が格納されているかを確認するための画面です
デバッグ機能や編集機能の表示方法
デバッグ機能に関しては、まず画面を出しましょう。
画面の出し方
画面の出し方:「表示」➡「ツールバー」
この「デバッグや標準・編集」などにチェックを入れると、上のタスクバー部分に表示されます。表示されるツールバーは下記画面になります。
デバッグ機能一覧が表示されるツールバー
編集機能一覧が表示されるツールバー
覚えておきたいデバッグの5つの機能
このデバッグ機能があるかないかで、その開発の在り方が大きく変わります。
それでは、実際にどんなデバッグ機能があるのか、またよく利用されるデバッグ機能について厳選して5つご紹介していきましょう。
<覚えておきたいデバッグ機能TOP5>
- 再生・停止機能
- コメント文
- ブレークポイント
- イミディエイトウィンドウ
- クイックウォッチ機能
1.再生・停止機能
まずは、実行したい記述したプログラミングを動かす際には、再生ボタンや停止ボタンを活用して、動作確認を開始していきます。
ちゃんとエラーなく、処理が通れば、処理が正常に動いていることを意味します。
2.コメント文
続いて、コメント文は、自分が作成しているプログラミングがどのような内容の処理を作っているかをわかりやすく日本語で記載するために用いるのが一般的です。
それ以外にも、一度使用したプログラミングを残しておいて、後で使用するときなどにも利用されます。
3.ブレークポイント
ブレークポイントは、再生しているプログラムを途中まで走らせ、ブレークポイントでとめることがだきます。
そして、続きを一行ずつ走らせながら、確認しながら進めていくことができます。
4.イミディエイトウィンドウ
イミディエイトウィンドウは、変数に格納した値を確認するために利用します。
「表示タブ」➡「イミディエイトウィンドウ」を選択すると、画面下部に表示されます。
変数の中身を確認する作業をこのイミディエイトウィンドウでおこなうことができます。
5.クイックウォッチ機能
そしてもう一つ知っておくべきものは、クイックウォッチ機能です。
自分が変数化したものには、値をみたり、おかしな値が入っていれば、一時的に値を変更したりすることもできます。
デバッグ機能の上手な使い方
それでは、実際に上手なデバッグの使い方について詳しく見ていきましょう。
バグ解析は、このデバッグ機能とブレークポイントを上手に使いながら解析すると効果的です。
詳細は下記で解説しておりますので、ぜひご覧下さい。
➡【Excel-VBA】バグ解析に最適!上手なデバッグの仕方とブレークポイントの使い方とは【Excel-VBA】バグ解析に最適!上手なデバッグの仕方とブレークポイントの使い方とは
まとめ
いかがでしたか?このように、デバッグ機能は、非常に大切で、誤ったデータが入っていない確認するためにすごく大切な作業です。
正しい使い方を理解して、上手にデバッグができるようにしていきましょう。
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