2019年05月頃、建築法違反による建築ミスによって、多くのアパート・マンションが改築や廃業を余儀なくされ、住民が強制的に立ち退きをされる方増えました。また私も立ち退きを受けた人の一人です。
そこで、立ち退きをするにも引越し代や敷金礼金・子供の幼稚園費用等様々な経費がかかるので非常に困るとことも事実です。
そんな時大家都合による立ち退きを受けた場合にはそれ用の立ち退き料等も負担をしてほしいものですが、実際に立ち退き料等は、大家や仲介業者が負担してくれるものなのかその実態を実体験とその交渉術も併せて解説していきましょう。
立ち退きとは
立ち退きとは、賃貸人(オーナー・大家)がアパートやマンション等の建物の老朽化や取り壊し、オーナーの都合によって物件の解約申し入れを行うことで、賃借人が物件から退くことを要求されることを言います。
当然家を借りている人にとっては、当物件から離れなくてはいけなくなるため、様々な費用がかかることになります。
立ち退きの際の契約ごとは、法律では定められていないため、引っ越し代やその後にかかる費用が出ない場合もあります。そのため、裁判を起こす方も起こす場合もあるため、立ち退き自体にあまりいい印象がないのが実情です。
立ち退き期間は?
一般的に立ち退き期間というのは、どれくらい一般的なのでしょうか?
立ち退き期間:半年~1年
一般的に言われるのは、半年~1年と言われていますが、これは大家の都合などもあるため、一概には言えません。私は、半年間でした。その状況に応じて確認するようにしましょう。
立ち退きで相場はいくらもらえるの?
立ち退き料としてもらえる金額は、一般的に下記の金額を提示されることが多いです。
立ち退き料:6ヶ月分
相場は6か月分とよく言われています。が、これも大家の判断や資金繰りの事情による部分もあります。実際に立ち退き料における法律的な決まりごとが存在していません。そのため、この相場も大家や賃料によっても差が生まれてくることを覚えておきましょう。
私がもらった立ち退き料とは
私が実際にもらった立ち退き料金は、家賃の6か月分とした金額でもらうことはできませんでした。
但し、下記のような内訳に関しては、あらかじめ負担頂くことができました。
・敷金礼金代無料
・引越し代金全額負担
・クリーニング代
そしてもう一つの費用としてもらえるようになったのが、幼稚園代です。新しい幼稚園になることで再度入学金を納めなくてはいけません。そのため、幼稚園での新たにかかる費用を負担して頂くことを話しをさせて頂きました。立ち退きによって引き起こされる金銭的な困りごとは全て伝えるようにしていきましょう。
立ち退きにおける交渉術とは
新たに弁護士等を使って、高圧的に交渉を行う方法もありますが、あまりおすすめできません。弁護士に依頼するということは、当然その費用もかかりますし、なるべくやってほしくない方法の一つです。
<多くもらえるようにするための2つのポイントとは>
・誠実に現況と要望を伝える
・自分の遡上や現状で立ち退きにおいてかかる費用を明確に伝える
立ち退きすることで、かかる費用にはどんなものがありますか?子供の幼稚園代等あなたの生活の負担となってしまう部分が多く発生してしまうものです。立ち退きにおいて別途かかる費用は全て伝えましょう。
但し、本当に自分たちが本来負担すべきではない金額が立ち退きによって発生してしまう場合の事柄や事象明確に伝えるように伝えていきましょう。
その時決して高圧的になるのは、最初からは絶対にやめましょう。まずはしっかり誠実に自分の困りごとを伝えましょう。
そうすれることで、基本的に相手の気持ちを察してくれるはずです。こうした思いを、配慮してもらうことが交渉術のポイントになります。
それでも、その困りごとを受け入れてもらえない場合に、もう少し強く出て話を押してみましょう。
まとめ
このように、立ち退きにおいて裁判を起こすような事態を引き起こしても、お互いになんのメリットもありません。かえってお互いの費用がかさむだけのものなのです。そのため、立ち退きにおいて優位な立場にあるのは、賃借人(家を借りている人)ですので、しっかり現状の状態をしっかり伝え、できる限り要求を伝えるようにしましょう。
そうすることで、案外もらえることも多いですので、「誠実に要望を伝える」ようにすることが、交渉ずつで成功するための方策となるでしょう。