自律神経失調症になると、交換神経と副交感神経のバランスが正常に動作しなくなっていると言われています。
[balloon_left img="https://tarmiyan.net/wp-content/uploads/2020/01/user-1.jpg" caption="ユーザー"]そもそも自律神経ってなあに?[/balloon_left]
[balloon_right img="https://tarmiyan.net/wp-content/uploads/2020/01/tarmiyan.png" caption="管理者"]そこで、この交換神経と副交感神経にはどんな違いがあるのか詳しく解説していきましょう。[/balloon_right]
自立神経は交感神経と副交感神経によって成り立つ
それでは、自律神経について詳しくみていきましょう。
自律神経とは・・・
自律神経には、交換神経と副交感神経の2つがあります。人の身体を動かす神経とは異なり、自分自身の意思とは関係なく、体内の臓器の動きをコントロールしているのが、「自律神経」言われるものです。
交換神経と副交感神経が交互に働くことで神経バランスを正常に保っており、
- 交感神経:動いている時
- 副交感神経:休んでいる時
自律神経は、身体を動かす末梢神経とは異なり、自分の意志でコントロールすることができない神経のことを言い、身体の臓器との繋がりをもつ神経を指します。
わかりやすいのが「心臓」です。自分の意志に関係なく、ずっと動き続ける心臓は、この自律神経によるものです。
それ以外にも、自律神経に依存されているものには、下記のようなものが挙げられます。
- 心臓
- 体温
- 消化
- ホルモン
等がこれに該当し、睡眠とも深い関係があります。
それでは、この交感神経と副交感神経の2つについてもっと詳しくみていきましょう。
交感神経について
それでは、交感神経について解説していきましょう。
交感神経とは・・・
交感神経は、主に下記3つの状態の時に働く神経です。
- 緊張状態
- 興奮状態
- ストレスがかかっている状態
このような状態の時には、緊張しているため、お腹がすかないなんて、経験ありますよね。こうした時には交感神経が優位に働いています。
交感神経の主な役割とは
交感神経というもの自体には、いい印象を持たない方も多いかと思いますが、それでは、この交感神経には、どんな役割があるのかというと、次のことが挙げられます。
<交感神経の主な役割とは>
- 瞳孔が開く
- 血圧が上がる
- 汗をかく
- 便秘になる
- ドキドキした状態
これらの特徴を見ると、
どれも緊張状態になることで、引き起こされる症状であることがわかります。
交感神経が優位に立った状態になると、アドレナリンが分泌されることで、上記のような症状が現れます。
副交感神経について
続いて、副交感神経について解説していきましょう。
副交感神経とは
副交感神経は、主に下記3つの状態の時に働く神経です。
- リラックス状態
- 休息状態
- 睡眠状態
副交感神経の役割について
また副交感神経の役割には次のようなことが挙げられます。
<副交感神経の主な役割とは>
- 消化機能の向上
- 胃酸の分泌量が増える
- 眠くなる
- 心拍数が減る
副交感神経が優位になると、寝付きが良くなったり、身体を休ませやすい状態を作り、脳や身体を休ませるために非常に重要な状態ともいわれています。
副交感神経が優位になると、様々なことが穏やかに流れるかと思いますが、全てがそうなわけではありません。逆に胃酸の分泌は向上して、食事ができるような状態になります。
副交感神経が優位に立つと、アセチルコリンという成分が分泌することで起こります。
交感神経と副交感神経は2つの相互作用が大事!
このように、交感神経と副交感神経は、お互いが相互作用のように動きながら、身体の状態を保っています。
なんだか交感神経の方が悪いイメージがありますが、交感神経の働きによって、身体を動かしたり、腸内環境を保つことができるので、両方の動きが安定していることが最も大切です。
[balloon_right img="https://tarmiyan.net/wp-content/uploads/2020/01/tarmiyan.png" caption="管理者"]副交感神経が、身体にいいイメージを感じる方もおおいのではないでしょうか?[/balloon_right]
実際には、身心共にどちらも非常に重要であり、どちらとも優勢状態にすることができるともいわれているため、そうした体づくりをする訓練も大切なのです。
まとめ
人の身体は、自分でコントロールできる神経と臓器の機能をサポートしているコントロールできない自律神経で成り立っています。
この自律神経を乱すことで、様々な予期しない体調異常や自律神経失調症などの病気を招くことになりますので、睡眠をよく取り、ストレスを抱えない体づくりをおこなっていきましょう。