精神疾患の一つ『自律神経失調』。しかし、精神疾患と言われて、あなたなら何かを受診しますか?
「おそらく自分が自律神経失調症だ~。」なんて言える方はほぼいないと思います。
実際に、自律神経失調症が発症しても気づかないですし、
でも、どこの科を受診すればいいんだろう?
こんな悩みを持たれる方も多いかと思います。
そこで、そんな悩みにお答えして、自律神経失調症が発症した場合に、何科にかかるべきか?その実態について解説していきましょう。
自律神経失調症に気づいたら何科にかかるべき?
体調が悪さを感じ、検査をしても、異常がみつからないことがあります。
私も実際に、クリニックや胃腸科、脳神経外科など様々な症状が現れましたが、どこの医師からも、病気の異常は確認されませんでした。
様々な異常が起こっている場合の何科の選び方それでは、こうして様々な異常が起こっている場合には何科を受診したらよいのでしょうか?
<精神疾患の疑いがある場合に受診すべき科とは>
- 心療内科
自律神経失調症の場合は、『心療内科』が適切と言われています。但し、この病気とわかって病院にいく患者はいないと思います。
一度に突発的な様々な症状が現れた時に心療内科を受診するようにしましょう。
臓器の異常においても一つの症状ではなく、身体の異常が多岐に渡って起こっている場合に、精神疾患を疑うようにしましょう。
自律神経失調症は、内臓や脳などに器質的な病気・病巣が調べても認められないことが多いため、どの病院でも診察時の患者様の症状によってはその他の内科や耳鼻科も受診していただくことがあります。
医師の診察に基づいてから方向性を決めていくことが多いので覚えておきましょう。
自律神経失調は何科にかかるべきかわからない理由とは
自律神経失調症は、どうして自分の判断で何科を選ぶべきか判断が難しいのでしょうか?
それには、下記の理由が挙げられます。
<受診すべき科を自分で決められない理由>
- 症状が発症しても診断では身体に異常が見られないため
- 医師でも、精神疾患は判断が難しいため
自律神経失調症の症状は様々な症状が多岐に渡って発症します。
そのため、どこの科で受診しても、あなたの身体に異常は見つかりませんでした。と言われることが多いです。
医師でもその判断をすること難しいほど特定しづらい精神疾患の一つなのです。
だから、一般の人がわかるわけありません。
自律神経失調に気付く前は症状に応じた科でOK
自律神経失調と言えども、最初のうちは、自分が自律神経失調症と判断できるはずがありません。
また内科医に診てもらっても、その判断はすぐには出ないことが一般的です。
まず最初に現れる症状が、頭痛や吐き気、便秘等、内科的な症状であれば、まずは内科で様子を診て、医師に相談するようにしましょう。
内科もしくは症状に応じた科でいいその理由とは
なので、最初は体調の異常がでているのであれば、まずは体調の異常に合わせて科から受診しましょう。
その理由には、下記が挙げられます。
<症状に応じた科に相談しよう!>
- 自律神経失調症は特定が難しいため
- どこの科でも精神疾患は判断がしづらい
私が病院で診察を受けた時もしばらくの間は、原因が特定できず、ストレスの影響で、排便のコントロールを失いました。
そればかりか、常に呑気症や逆流性の食道炎等の症状があったのですが、それらも自分の見解で判断し、内科で胃腸炎の薬や喉の炎症を抑える薬等が処方されていました。
また胃腸科にも相談しにいきましたが、胃カメラや超音波による腸のエコをとりましたが、あなたの胃腸はきれいで問題なしと言われました。
このように、何の異常も見られなかったのです。
だからこそ、最初のうちは、内科で、自分の身体に起こっている全ての症状をしっかり医師に伝えましょう。
そして、その体調に応じた様々な薬が処方されますので、症状が緩和することを待ちましょう。
それでも症状が緩和されない場合には、心療内科や精神科にコンサルするようにシフトしていくことをおすすめします。
症状によってかかるべき科が異なる
症状に応じて受診する科を選択しても、もし精神疾患の場合であれば、原因が特定できないことが多いです。
この場合、心療内科にいけば、あなたの症状に応じて、そこから様々な科を受診することになります。
さらに細かく病気を特定していきますので、自分の病気が精神的なものだとわかるようになれば、あとは心療内科の担当医の判断を待つようにしましょう。
心療内科に決めるべきタイミングとは
それでは、どのタイミングで心療内科を判断するべきなのでしょうか?
そのタイミングには2つのことに注力しましょう。
<心療内科に決めるべきタイミングとは>
- 内科や胃腸科等で症状を診てもらっても改善されない場合
- 症状が多岐に渡って存在する場合
まずは、内科や胃腸科を受診して、症状を細かく伝えましょう。
それでも症状が改善されない、普段飲んでいる薬が効かない等の症状がある場合には、精神的な病気が疑わしいです。
また症状も一つの症状のみならず、その他にも症状が現れ、今までと症状が違う、何か違和感があるような場合には、精神的な疾患が疑わしいので、心療内科の受診をおすすめします。
まとめ
このように、自律神経失調症は、病気と特定することが非常に時間がかかり、難しい病気の一つです。
最初のうちは、普通の風邪にしか思わないくらい、病気がわかりづらいので、まずは症状に応じた科を受診するようにしましょう。
それでも症状が改善されない場合には、精神的なものへとコンサルをうつしていくことをおすすめします。
なかなか治らないという過度な不安や心配から、症状がいっそう悪化してしまう方も少なくありません。
なので、この記事をお読みであれば、まずは、冷静になって自分の症状を振り返ってみてください。そして、医師の相談場所を増やしていくことをおすすめします。
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