麻痺と運動失調の違いとは?難病を患った実体験を元に徹底解説

2019年12月3日

「運動失調と麻痺って、何が違うの」?と感じたことはありませんか?私は、2年前から難病を患い、下半身に少し足のコントロールが効かなくなりました。

そんな時に最近よく考えるのが、これって、麻痺なの?運動失調なの?っていう疑問に直面してしまったんです。

そこで、この麻痺と運動失調の違いについて私の実体験をベースに解説していきましょう。

 

麻痺と運動失調の違いの悩みはこうして生まれた

まず私が「麻痺と運動失調は何が違うの?」という悩みが生まれた原因は、私が患った難病指定されない難病ミラー・フィッシャー症候群の後遺症から、この疑問を感じるようになりました。

後遺症として、少し下半身の動きにコントロールを失ってしまい、バランス感覚がなくなってしまったんです。

その時に残ってしまった後遺症をずっと経過観察していますが、医者からの毎回の診察において、聞く言葉は、歩行感覚の麻痺ではなく、運動失調といわれるのです。

 

んんん???運動失調って、なんだ???

 

私は、足が完全に動きづらくて、ずっと突っ張ったような感覚です。これは、麻痺じゃないの?

しかし、ずっと神経内科の専門医は、運動失調と診断を下しています。

いったい何が違うのか?

こうしたことから生まれた言葉なのです。

そこで、実際に、麻痺と運動失調の定義に関して振り返り、実体験をもとに分析してみました。

麻痺とは

それでは、「麻痺の定義」についてウィキペディアで確認しておきましょう。現在の定義はこちら。

麻痺の定義とは・・・・

麻痺(まひ、痲痹とも)とは、一般的には、四肢などが完全に機能を喪失していることや、感覚が鈍って、もしくは完全に失われた状態を指す

比喩的に使われることも多く、「金銭感覚が麻痺する」「交通麻痺(=極度の交通渋滞や災害等により、道路機能が失われること)」などの用例がある。

医学用語としての麻痺は、中枢神経あるいは末梢神経の障害により、身体機能の一部が損なわれる状態をさす。

例えば運動しようとしても、四肢などに十分な力の入らない・四肢の感覚が鈍く感じる状態(不全麻痺)、またはまったく動かすことができない・感覚がまったく感じられない状態(完全麻痺)を指し、一般用語の不随に近い意味を持つ。

⇒参考文献:麻痺の定義wikipedia

 

このように、麻痺という表現は、運動機能がもとに戻らない状態を示す表現として利用されています。

 

運動失調とは

それでは、「運動失調の定義」についてもウィキペディアで確認しておきましょう。現在の定義はこちら。

運動失調とは・・・・

運動失調とは、一般に、四肢、体幹の随意運動を調節する機能が障害された状態を指す。

神経学では協調運動障害といい、原則としては筋力低下は伴わない。麻痺があれば、運動障害がおこるのは当たり前だからである。協調運動に最も関与しているのは小脳と考えられている。

同じ錐体外路である大脳基底核の障害では運動失調も起こりえるが、不随意運動の方が目立つことが多い。

⇒参考文献:運動失調wikipedia

このように、運動失調という表現は、運動機能に障害を負ったという表現で利用されるため、治る可能性があることが示唆されています。

 

麻痺と運動失調の違いとは

麻痺と運動失調の違いには、大きな違いはないように感じるのですが、

2つの違いは、下記のような違いが識別できます。

 

◆運動失調とは・・

筋力低下に関わらず、その運動機能もしくはそれをつかさどる小脳に障害が生じているが、治る可能性をがあることが示唆されています。

 

◆麻痺とは・・・

これに対して、麻痺というのは、その運動機能が失われてしまっている状態のこと。これを麻痺と呼んでいます。

 

つまり、これらを読んでみてもわかるように、麻痺は、その機能がほぼ失われている状態を指し、治る可能性が示唆されない状態にあります。

これに対して、運動失調とは、一時的な運動機能の障害が生まれているにも関わらず、治る可能性があることが示唆されています。

状態:麻痺 > 運動失調

 

このように、麻痺の方が、明らかにひどい状態であることがわかりました。

 

運動失調ってどんな感じ?体験談から徹底解説!

それでは、実際に、運動失調を患った時の、その実体験について解説していきましょう。

たしかに、いま自分自身が、運動失調というものを実際に体験をしてみて、確かに、身体の機能障害は発生しているものの、完全に動かないわけではない。

現在も、バランス感覚が少し失われているが、杖を突きながらも歩けています。

全力で走ることはできないため、やはり障害はあるものの、走れないわけではない点。

こうした点からも考慮して、これを「運動失調」と呼ぶことが、ようやくわかってきました。

また私の場合、疲れを生じると、片側のまぶたの動きにコントロールが鈍り、うまく動かなくなります。

動きながら携帯を見たりすると、健常時よりも歩行に少しふらつきがあり、頭がフワフワするような感覚がでるため、やはり脳にダメージをおったんだな~っていうのが、なんとなくわかります。

まとめ

このように、麻痺と運動失調の違いについて、言われてみると、案外わからない方も多いかと思います。

人間の身体ですので、運動失調と診断されても、その状態が必ずしも治るとは、言えませんが、私自身も少しずつ動けるようになってきています。

治る感覚が直にわかるわけではないですが、知らず知らずのうちに、時間の経過とともに一つ一つのことがができるようになってきています。

運動失調と診断されているあなた。ショックな思いもあるかと思いますが、

ぜひ日々のケアを行いながら、治ることを信じて、前を向いて生きていきましょう。